No.94 フデリンドウ (H15.4.16) |
撮影 H15.4.14 横浜市金沢区
フデリンドウ (リンドウ科リンドウ属)
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日本全国に分布し、県内でもほぼ全域で生育が確認されている2年草です。日当たりのよい雑木林や草地に生えています。しかし、三浦半島では、なかなか目にすることはできなくなってしまいました。
3〜5月。高さ5〜10aの茎の頂上に、青紫色の花を数輪つけます。花冠の長さは2〜2.5aで、先は尖って5裂します。その裂片と裂片の間には、小さな花弁のような副片があるのがリンドウ属の特徴です。
花は、日が当たっているときに開きます。この写真のフデリンドウに出会った朝は曇天でした。閉じている花は緑白色で、形は和名のように筆の穂先に似ていました。30分ほど経って雲が切れ、日が射しはじめるとゆっくりと筆先は広がって、美しい花の中を見せてくれました。 |
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