No.82 ナンテンハギ(H14.10.22)


撮影 H14.10.14 大楠山

ナンテンハギ (フタバハギ) (マメ科ソラマメ属)

 日本全国に分布する多年草です。県内でもほぼ全域の林縁や草原で目にすることができます。
 太く丈夫な根を持ち、稜のある茎は直立して30〜50aです。
 葉は、2小葉の複葉が互生しています。2枚ずつ葉が出ているのでフタバハギの別名があります。また、和名は、葉の形がナンテン(南天)に似ているからだといわれます。しかし、どちらにもハギの名がつきますが、ハギ属ではありません。メドハギ(NO.80)で記載しましたように、ハギ属は3小葉を持つ羽状複葉なのです。
 葉のわきから長さ2〜4aの総状花序を出し、紅紫色の美しい花をつけます。花期は6〜10月で、比較的に長い期間花に出会うことができます。