No.74 テリハノイバラ(H14.6.3)


撮影 H11.6.3 城が島

テリハノイバラ (バラ科バラ属)

 日当たりの良い山野や河原、海岸などに生える、つる性の落葉低木です。三浦半島でも海岸沿いでよく見かけます。
 茎は地をはって伸び、よく枝分かれして地上に広がります。茎は無毛ですが、かぎ状の鋭い棘があります。
 ごく近い仲間にノイバラがあります。ノイバラの茎は立ち上がって小低木になります。園芸種のバラの接木の台木として使われ、台木だけが繁茂している姿をよく目にします。直径2aほどの白色の花が円錐形に多数ついて、花束のようです。
 テリハノイバラは、その名のとおり、葉の両面に毛がなく、濃緑で光沢があります。
また、花の径も3aほどと大きく、一輪ずつ離れて咲いています。花期は5〜6月です。両種とも芳香があり、花時に出会うと心を和ませてくれます。