No.69 ナツトウダイ(H14.4.5)


撮影 H14.4.3  葉山町上山口

ナツトウダイ   (トウダイグサ科トウダイグサ属)


 山地の林中や草原にはえる多年草です。高さは3,40aになり、切ると白色の乳液を出します。
 花は名前に反して、早春から咲き出します。花期は3〜5月です。
 花のつき方は、トウダイグサ科だけの特徴である杯状花序(はいじょうかじょ)です。
さかずきの形をした総苞の中に、花弁もがくもない雄花と雌花が入っています。つまり、さかずきの中には数本の雄しべと1本の雌しべがあるだけです。
 さかずきの縁には、4片のがくのように見える、蜜を分泌する腺体がついています。この腺体の色や形によって種を区別することができます。
 ナツトウダイの腺体は、三日月形で紅色をしているのが特徴です。