No.59 スズメウリ(H13.11.2)
撮影 H13.10.21 鎌倉

スズメウリ (ウリ科スズメウリ属)

 本州、四国、九州に分布し、林縁や湿った原野などに生えるつる性の1年草です。県内では山地をのぞいた全域に分布しますが、三浦半島では個体数は少ないようです。
 カラスウリに比べるとつるは細く、葉はやわらかく、花は小さく、全草弱々しい感じがします。
 花は雌花、雄花とも同じ株の葉のわきにつきます。白色の星形で、直径は6〜7_。花期は8〜10月です。
 果実は直径1〜1.5aの球形で、長さ2〜3aの細い柄があってたれさがります。緑色の果実は熟すと白色になり、葉は枯れてしまいます。
 つるの先が地下にもぐって越冬し、多年草化することもあります。