NO.51 ネムノキ       13.7.16
撮影 H13.6.27 森戸川

ネムノキ  (マメ科ネムノキ属)


 日本では、本州、四国、九州の山野に生える落葉高木です。林の周りや川岸などでよくみかけます。
 花は梅雨の終わりから盛夏にかけて咲きます。繊細で美しい花で、遠くからでも目立ちます。美しく見えるのは3〜4aもある雄しべ(花糸)のかたまりで、先は桃色をしています。花弁は筒状で小さく花の根元についています。この花が10〜20個集まって花序をつくっています。花は夕方咲きはじめて2日ほどで枯れてしまいます。
 葉は大形の偶数2回羽状複葉で、夜になると小葉が閉じて垂れ下がります。葉が閉じて眠るようにみえることから、この和名になったといわれます。
 樹皮や花は薬用として使われたそうです。