NO.49 ガクアジサイ      13.6.25
撮影 H12.6.22 観音崎

ガクアジサイ  (ユキノシタ科アジサイ属)


 三浦半島、房総半島、伊豆半島、伊豆諸島、四国などの海岸丘陵地に分布する落葉低木です。三浦半島では、海岸の岩場や林内で見られます。
 白い花は装飾花で、花弁のように見えますが萼片です。装飾花にかこまれて、青く小さいつぶの集まりが、両性花の集まりです。小さい両性花には10個の雄しべと3〜4個の雌しベの花柱があり、結実します。
 ガクアジサイが改良されて、両性花の全てが装飾花に変わってしまったのが園芸種のアジサイです。雄しべや雌しべが退化してしまったので結実しません。
 アジサイもガクアジサイも古くから栽培され、装飾花の色や形のちがう様々な品種がみられます。  
 和名は、装飾花を額縁に見立てて付けられたといわれます。