NO.41 ムラサキケマン  13.4.10 
撮影 H13.4.6 馬堀町

ムラサキケマン (ケシ科キケマン属) 


 北海道から九州地方まで、広く分布する越年草です。林内や道端などのやや湿った場所に生えています。
 茎は高さ20〜50aほどになります。葉は2回3出複葉で、小葉はさらに細かく切れ込んでいます。茎、葉とも全体が柔らかく、傷つけるとやや悪臭のある液を出します。
 花期は4〜6月。長さ1.5aほどの紅紫色の筒状の花を茎の上部にびっしりと総状につけます。
 和名は、紫色のケマンソウ(華鬘草)という意味です。中国原産で観賞用に栽培されているケマンソウ(タイツリソウ)の花がたくさん並んで垂れ下がった様子が、仏殿の欄間などの装飾具の華鬘に見立てられました。