ガラスの容器に口金をつけて、綿糸で作った燈芯を挿入、毛細現象によって上がってくる燈油に点火する。炎を覆う部分を“ホヤ”という。吊ランプ(当写真)卓上ランプがいつ頃伝来したかは明らかではないが、江戸末期の開港と共に、欧米各国から相前後して輸入されたものと思われる。1872年(明治5年)頃国産のランプが製造販売され、明治30年代には全盛期を迎え、大正初期にかけ広く全国に普及した。
原寸: 全長49p,かさ直径23.5p,油容器直径11p