No.95  ヒメハギ (H15.5.6)


撮影 H15.5.1 三浦市諸磯

ヒメハギ (ヒメハギ科ヒメハギ属)

 日本全国に分布し、県内でも全域の日当たりのよい草地で生育している多年草です。ハギの名はつきますが、マメ科のハギの仲間ではありません。
 茎は硬く、基部で枝分かれして地をはい、上部で立ち上がって、枝先の葉のわきから花数の少ない花序を出します。
 花期は4〜7月ですが、三浦の海岸では、5月中にほとんどの花が終わって果実になってしまうようです。花弁は赤紫色で、下の花弁の先端には房状の付属体が付いています。可憐な花なのですが、ほとんどの人に見過ごされてしまいます。それは、立ち上がった上部の枝は10〜20a、花の長さは3〜8_ほどと、全てが小型だからでしょう。
 和名のヒメハギは、ハギの花に似て、全体に小さいからだといわれます。