No.54 クズ (H13.9.10) |
撮影 H12.9.3 三浦市初声 クズ (マメ科クズ属)
日本各地の林縁や土堤、草原などに生える、つる性の多年草です。つるは枝分かれしながら長くのびて、地面や他の植物をおおいます。地をはう茎は木質化しています。
7〜9月、葉のわきから長さ15a前後の総状花序を出し、紅紫色の蝶形花が咲きあがっていきます。一つの花の長さは2aほどです。秋の七草の一つです。
根は肥大して多量の澱粉(でんぷん)を含んでいます。その澱粉を取出したものが葛粉(くずこ)で、食用や薬用にされました。かって、奈良県の吉野川流域は葛粉の名産地でした。和名は、そこの地方名「国栖」(くず)からついたのだそうです。
|
|
|
|