NO.31 マルバアキグミ  H 12.11.17
撮影 H12.11.5 毘沙門海岸

マルバアキグミ (グミ科グミ属)


 アキグミは、日本では、北海道西部から九州までの広い範囲に分布し、日当たりの良い場所や川原などに生える落葉低木です。その変種のマルバアキグミは、関東南部、伊豆七島の海岸に多く、アキグミより葉が広くて丸いのが特徴です。
 葉は薄く、表には疎らに、裏には密生して、銀白色で星状の鱗片をつけます。
 5月初旬、萼筒のほっそりした白色の花を葉の付け根に数個づつつけます。花も枝も鱗片に覆われています。
 球形をした小さな果実は10〜11月にオレンジ色に赤みを帯びて熟します。食べることはできますが、かなりの渋みが口に残ります。