No.26 ツリガネニンジン (H12.9.12)
撮影 H12,9,9 観音崎

ツリガネニンジン
(キキョウ科ツリリガネニンジン属)

 細かい毛の生えた茎は直立し、切ると白汁が出ます。その茎につく葉は、3〜6枚ずつ輪生します。
 花期は8〜10月。鐘形で、先が5裂した青紫の花を、茎の先の小枝に円錐状につけます。下を向いて咲く花の長さは1.5センチほどです。
 和名のツリガネは花の形から、ニンジンは肥厚した白色の根が漢方薬として用いられたことによるといわれます。
 春の若芽は「トトキ」ともいわれ、古くから山菜として知られています。最近の山野草ブームもあってか、三浦半島の野山を歩くと、先を摘まれてしまったツリガネニンジンを目にすることが多いのは残念です。