No.21 アオキ (H12.4.26)
撮影/雄花 H11.3.26 久里浜緑地 雌花 H12.4.2 観音崎公園

アオキ(ミズキ科アオキ属)


 関東地方以西から沖縄の山地まで広く分布し、庭木としても植栽される常緑低木です。
サクラの花が咲き出す頃、照葉(常緑)樹林下の薄暗い中で、ひっそりと紫褐色の地味で小さな花を開きます。
 雌雄異株で、雌花には花柱の太く短い雌しべが1本だけ、雄花には4本の雄しべだけが目立ちます。
 冬になると雌株には、小指の先ほどの赤くて美しい果実が熟します。
 対生する大きな葉は常緑で、厚く光沢があります。その上に、枝も濃い緑色をしているので、青木(あおき)の和名がついたといいます。