No.180  シロバナサクラタデ (H19.9.20)


撮影 H19.9.15 武山

(タデ科イヌタデ属)

 武山の麓の放置された水田はアシが繁った湿地になっており、その周囲でシロバナサクラタデが花期を迎えていました。
 シロバナサクラタデは全国に分布し、県内でも湿地や水田の周囲でよく見られた植物のようです。三浦半島では水田が消え、宅地化が進み、目にする機会は少なくなりました。
 多年草で、茎は直立し、高さは50〜100aになります。茎は無毛で節はふくれます。葉はやや厚く、脈上や縁に細毛があります。
 花期は8〜10月で、茎の先に総状花序につき、1〜5本の花序枝には、白色で径3〜4_の花を付けます。雌雄異株で、5枚の花弁に見えるのは萼片です。
 同じ仲間に、ピンクの花を付けるサクラタデがありますが、三浦半島ではほとんど自生がありません。