No.157  ユウゲショウ (H18.6.5)


撮影 H15.6.3 馬堀海岸

ユウゲショウ(アカバナ科マツヨイグサ属)

 よく利用する馬堀の海岸通り。信号待ちで中央分離帯に目をやると紅紫色のかわいい花の群れが目に入りました。熱帯アメリカ原産の多年草、ユウゲショウです。明治時代に観賞用として持ち込まれ栽培されたものが野性化し、関東地方以西の温暖な地方に帰化しています。県内でも各地の路傍や空地に生育し、急激に増加を続けているようです。
 茎は基部で枝分かれし、群落をつくります。高さは20〜40aです。根生葉はへら形で、茎の葉は先の尖った披針形で互生します。茎には白い伏毛が生えています。
 茎の上部の葉のわきから、径1.5aほどの4花弁の花を一つ開きます。和名の通り夜に開花し、翌日の日中まで開いて終わります。花期は7〜9月といわれますが、温暖な三浦半島では、かなり長い期間にわたって観察することができます。
 果実はこん棒状で、熟すと先が4裂します。
 別名はアカバナユウゲショウです。