No.134  ハマボッス (H17.5.20)


撮影 H17.5.19 走水

ハマボッス (サクラソウ科オカトラノオ属)

 日本全土の近海地に広く分布する越年草です。県内では真鶴半島付近や三浦半島の海岸の岩上に多く生育しています。
 全草無毛で、葉は肉質で厚く、対生します。葉や茎には光沢があります。葉の長さは3aほどで、倒卵形をしています。発芽すると秋までにはロゼットを作って越冬します。
 5〜6月の花期になると根元から数本の花茎を高さ10〜30aに伸ばし、上に総状花序をつけます。直径1a前後の白色の花冠は5裂します。短い雄しべが5本で、雌しべは中心に1本です。茎は赤みを帯びたものが多いようです。
 果実は径約5_の球状のさく果で、赤茶色に熟すと先端に小穴を開いて種子を散布します。種子の散布を終わる頃には枯れてしまい、葉は落ちてしまいますが、球形のさく果は茎とともにいつまでも残っています。
 和名は、仏具の払子(ほっす)に形が似ているからだと言われますが、法会の折に和尚さんの振る白い払子を見ると、ハマボッスとは似ていないように思います。