No.111  オランダミミナグサ (H16.3.18)


撮影 H14.3.18 観音崎

オランダミミナグサ (ナデシコ科ミミナグサ属)

 ヨーロッパ原産の帰化植物で、本州、四国、九州に分布する越年草です。県内でもほぼ全域の日当たりのよい路傍や畑地に生えています。ごく身近な雑草ですが、小さくて地味なために、たくさんあるのに見過ごしてしまいます。
 全体に灰黄色の軟毛と腺毛が密生しています。背丈は10a前後です。葉は狭長楕円形で、長さは、7〜20_です。
 花期は4〜5月ですが、三浦半島の暖地では早春から花が見られます。茎の先に白色の花を密につけますが、花柄が短いので、在来のミミナグサと区別がつきます。花弁の長さは4〜5_です。
 ミミナグサの和名は耳菜草で、葉がねずみの耳に似て、若芽は食用にしたからだそうです。