No.105  サルトリイバラ (H15.10.17)


撮影 H15.10.16 荒崎海岸

サルトリイバラ (ユリ科サルトリイバラ属またはシオデ属)

 日本全国に分布し、県内でも全域でよく見られるつる性の落葉低木で、雌雄異株です。 
 茎は硬く、節ごとにジグザグに伸び、まばらに刺があります。葉は卵円形で、互生し、質は厚く光沢があります。葉柄のつけ根の上には托葉の変化した一対の巻きひげがあります。
 花は3〜4月、葉の展開とともに、黄緑色の小花を球形状の花序に開きます。果実は直径8〜10_の球形の液果で、秋に紅色に熟します。
 和名は、猿捕りイバラで、刺があり猿がひっかかるの意です。しかし、荒崎には、茎に刺のほとんどないトゲナシサルトリイバラが見られます。果実はやや大きく、葉は大型で幅広く、落葉も翌年の2月頃になるなどがサルトリイバラとの相違点です。