No.101  タカサゴユリ (H15.8.20)


撮影 H15.8.19 馬堀海岸

タカサゴユリ(シンテッポウユリ) (ユリ科ユリ属)

 台湾原産の多年草です。観賞用として輸入し栽培されたものが、最近は日本各地に野生化しています。8〜9月、横浜横須賀道路ぞいの斜面や鉄道沿線の土手などで一面に咲いているのを見かけます。
 またたく間に広がったのは、ほかのユリが発芽してから数年たってようやく花をつけることができるのに、タカサゴユリは次の年には花をつけることができるからです。また、乾燥にも強く、種子での繁殖率がよいこともあるようです。
 茎は直立して150aほどになります。一見テッポウユリに似ていますが、葉は細くて質はうすく、緑色が濃いことや花の筒部が長いこと、花粉が赤褐色であることなどから見分けることができます。
 現在、このように広まっているのは、タカサゴユリとテッポウユリの交雑種であるともいわれています。
 タイワンユリやホソバテッポウユリの別名もあります。