こんろとは、火炉の宗音“コロ”の音便であると推定(大言海)している。1654年(承応3年)、明僧隠元禅師らが帰化した際、“コンロ”“急須”を携えてきた。“七輪”の呼称は、江戸中期頃にすでに使われていた。当時より木炭を使う土製の“こんろ”は、燃料が安くてすむところから“七輪”ともいった。“七里”の意味である。今日では、“七輪”と“こんろ”は同意義に用いられている。この写真のこんろは卓上型で銅製である。大正以後、比較的裕福な家庭で使用されたと思われる。
原寸: 上口直径19p,深さ12p