火鉢の歴史は古く、奈良時代(710〜793)には置炉の一種である火鉢が登場してきている。江戸時代より戦前頃にかけては、室内調度品としての効果をねらった物も多くなった。しかし、昭和初頭頃までは、暖房用と半炊事用を兼ねていたといってよい。この写真の手さげ火鉢(真鍮製)は、可動性の小型個人用として、大正期に出回ったものと思われる。燃料には木炭・炭団を使用した。
原寸: 直径24p,深さ13p