火打石・火打鉄(ひうちがね)などの発火用具をいう。火打石は燧石(ひうちいし)とも書き、古来、燧石(すいせき=石英の一種)が用いられた。稜角をお互いに打ち合わせても火を発するが、普通はこれに鋼鉄片を打ち合わせる。早くから奈良・平安時代には用いられていた。
原寸: 火打鉄取っ手横11.5p,鉄9p,幅(含鉄)5.5p